だから


もう終わりは嫌。


来なかったら最後なんて言ったけど…本当は…


忘れられる自信なんて
一つもない。


いつだって私は強がり。


「寒い…」


どうして去年の事、
思い出しちゃうんだろ。


圭に気持ちを伝えて振られてバイバイか、

圭が来なくて諦めて
バイバイか…


そんな状況なのに。



だめな私……







しばらく待ってみる。


だけど
気が付いたら2時間。


「7時になったら帰るしかないか…」


圭、来てくれるかな?



気が付いたら
身体がおかしい。


何だか熱っぽい?


最近、よく寝れてないからかな…



すると


「…咲良!」


……え……


うそ…


圭が来た。


「圭…」


「何時間待った?寒いだろ。」



夢、幻?


私の目の前には圭がいる。