――翌日。


「今から二人三脚の練習するぞ。」


「はい!!」



二人三脚か……


放課後、圭と二人三脚の練習。


「きつく締めないとな。」


圭が言う。


「うちら、アンカーだってね…」


圭は足速いから…


「大丈夫だって。俺らは最強だっ!!」


「さ、最強って…


すると


「よし、練習だ!」


圭は私の肩に手を置く。


――ドキッ


結構、密着してるし…


私も圭の肩に手を置く。


「せーの…」


私達は掛け声しながら走る。


だけど


わわっ…


「きゃっ…」


私はやはり転び…

しかも圭は紐で私と繋がれてる為、圭も巻き添え。


「ご、ごめんっ…」


やっぱり私ってば…


「大丈夫だ。まだ最初だからな。頑張ろうぜ。」


圭が笑って言う。


「う、うん…」


頑張らなきゃなぁ…。