ただずっと、君だけを。





「恥ずかしい…」


鏡で見るとやばい。

実際、着替えると超ぶりぶり…


ヘアバンドを着けて完成。


「文化祭だから二日間ずっとこれかぁ…」


恥ずかしくてやば…


だけど


「サイズは大丈夫だし…仕方ないかぁ…」


私は恐る恐る教室へ戻る。


だけど


彩夏と川瀬君がいない。



なぜ?


すると


――ガラッ


――ドキッ


圭が入って来た。


私は慌ててしゃがみ込む。


「咲良、あいつらは?」


「わ、わかんない…」


すると


――♪〜♪♪〜♪〜…


私の携帯が鳴る。


私は携帯を開く。


……あ……


《しばらく二人で仲良くしてな! 彩夏》


な、何ですと!?


「咲良、鍵開かねぇよ?」


圭が言う。


「へ?」


うそー!?