ただずっと、君だけを。



「な、中西さんは分かるけど…なぜ私!?」


私はみんなに聞く。


「森川さん、人気だから。一部の男子に。それに面白そう!」


クラスの女子が言う。


「そ、そんな事ないし!てか、私…料理係やろうと…」


「だめだよ、咲良さん!クラス全員の賛成だし。」


彩夏が言う。


「え!?」


な、何で?


「スカート短いし…それに愛想ふりまけないし…無理だよー。」


考えただけで不安…


だけど


「なぁ、ウェイターとかもあんだよな?」


圭が文化祭実行委員の男子に聞く。


「ああ。」


「俺、やる。咲良、何しでかすか分からないからな。」


圭が言う。


なっ…


「オッケー。他は立候補で決めるぞー。」



圭も一緒…


でも
中西さんもいるし…




「圭、良かったの?」


私は圭に聞く。


「何が?」


「えと……」


言えない…中西さんの事…