「圭、私…そろそろ帰らないと…」


圭が電話を切ると私は圭に言う。


「あ、駅まで送る。」


圭が私に言う。


「え?」


「咲良も一応女だしな。夜道が心配。」


「い、一応って何!?」


私が言うと圭は笑う。


「あ、そうだ…咲良。あさって空いてるか?」


「へ?」


私は圭を見る。


「咲良の誕生日だろ?」


「あ、うん。空いてるよ?」


「そうか、じゃあ駅に朝、10時。」


「へ?」


「こないだのお返しだ。咲良の一日を俺にくれ。」


「う、うん!!」


「楽しみだな!」


圭は笑って言う。


圭はどうして……


はっ…


これって一応デートみたいなもんだよね?


わわわ…


かなりドキドキだし…



「あ、帰らなきゃね。」


「おぅ。」


圭と話しながら駅まで歩く。


今日はとくに圭に
ドキドキしまくりだよー。