ドキドキはずっとずっと
止まらないでいるんだ。


圭に出会ってから
きっと、ずっと…



好きが止まらないんだ。






「じゃあな、咲良。」


バスを降りると学校で解散だ。


「あ、うん…」



「また遊ぼうな!」


圭は笑ってそう言いながら手を振る。


私も振り返す。



すると


「いい感じ?咲良さん。」


彩夏がいきなり来て言う。


「わっ…彩夏!」



「クラス二年一緒で、今更気持ち気付くとかね…」


「うっ…」


「でもさ、九条は咲良は特別って感じじゃん。仲良し。」


「え?」


「九条、もうすぐ誕生日でしょ?去年はどうしたの?」


彩夏は私に聞く。


「去年は圭の好きなキャラクターのマスコット…」


「友達ノリだね!」


彩夏が笑って言う。


…うっ…確かに…