ただずっと、君だけを。





「いいよ?怖かったら、こうしてても…」


「だ、大丈夫…ひゃああ!」


私は圭の腕にまたしがみついてた。


…はっ…


「大丈夫じゃないじゃん。」


圭は笑って言う。


「うぅ…」


びびりまくりだよ、私。






「咲良、本当…面白かったな!」


「圭!!」


おばけ屋敷を出ると圭は笑いまくり。


「次も怖いの行くぞ!」


「ぇえ?圭、意地悪!」


「意地悪だよ?俺は。」


圭が言う。


だけど

本当に楽しい…。


ドキドキするけど…


ずっとこんな時間が続いたらいいのに……



でも


圭にとって私は友達って感じっぽい。


わかってる…


だから


せめてずっと
こうできたら…。


だけど


こんな時間がずっと
続くはずがなかったんだ