ただずっと、君だけを。




「いいよ。てか、あいつからメール来たし。」


「メール…?」


「咲良と二人で回って来いって…」


「ぇえ?」


あ、彩夏?


「いいよ?俺は。咲良と回ると楽しいし。」


「う、うん…」


ど、ドキドキしちゃうじゃん…



そして


「これ入るか。」


……え……


「お、おばけ屋敷…」


こ、怖いっ…


「大丈夫だって。俺がいるじゃん。」



「う、うん…」


せ、せっかく来たんだもん!!


楽しまなきゃ!!



だけど


「ひ、ひゃああ!!」


「わわわっ…」


私、いざ入ると
びびりまくり。


気が付いたら…


「さ、咲良?大丈夫か?」


「ふぇ…」


…はっ…


圭の腕にしがみついてた!!


「ご、ごめん…」


私は圭から離れ言う。


だけど


圭は笑う。


…へ?