ただずっと、君だけを。




そして


「…うぅ…」


乗り終えると私は涙目。


「大丈夫かー?咲良さん。次も怖いの行くよ?」


彩夏が笑って言う。


「彩夏のバカァ…」


私は彩夏に言う。


すると


「さくちゃんって可愛いね。」


川瀬君が私に言う。


…へ?


「とりあえず、咲良。少しだけ休も。何か飲み物買おう。」


彩夏が言う。


「あ、うん…」







「圭、どうしたの?」


急に圭は不機嫌になった。


「別に。」


どうしたんだろ…
どっか具合悪いのかな…


「さくちゃん、さくちゃん!次はおばけ屋敷だよ!一緒に回ろ!」


…え…


川瀬君は私を誘う。


「お、おばけ屋敷…怖いって!」


「大丈夫!俺がついてる!!俺は強いよ?」


川瀬君は笑って言う。


川瀬君って思ったより…

平気かも。


彩夏と圭も仲良いわけだし……