「うん…」


胸がキュンとなる。


離れても気持ちは
離れないでいたんだ、私達は。


ずっとずっと…


「咲良、俺と一緒になってくれ…」


圭は優しい声で私に言う。


圭……


圭は私の身体を離すと私を見つめる。


「うん…」

もちろんだよ、圭。


「誕生日プレゼントまだ用意できてなくて悪かった。」


「よ、良いの。圭がいれば良いの…」


私が言うと圭は笑う。


大人になっちゃったけど私達自身は変わらない。


ずっとずっと
側で幸せで。


暖かい恋をする。
これからもずっと…。


「咲良、愛してる。」


圭は照れながら私に言う。


「わ、私も…」


おばあちゃんになっても私はずっと変わらないでいたい。


この気持ち…
このドキドキ。


ねぇ、圭。

私は圭だけをずっと想うからね。


ずっとずっと愛してます。


ずっと大好きがずっと愛してるに変わってく…。





【END】