しばらく会えてない。
だから
連絡だけは大切で。
全然連絡とれないと
不安になってた。
『咲良…窓の外見ろ。』
「へ?花火かなんかやってるの?」
私はカーテンを開ける。
すると
…あ…
『見えたか?』
「う、うん!!」
うそ…
圭が家の前にいた。
圭。
私は慌てて外に出る。
夢…?
ううん、違うよね。
「ただいま。遅れたけど誕生日おめでとう。」
圭が笑って私に言う。
「お、お帰りなさい…」
ドキドキして、びっくりして……
涙が止まらない。
「ごめんな、今までなかなか連絡も会う事もできずにいて。けど、俺…帰ってきたから。咲良に相応しい男になってから。」
「…圭…」
痩せた?
大人な男の人になった?
私が知ってた圭は
子供な圭。
だけど
変わっても圭は愛しい圭なままだよ。


