「可愛い寝顔なんだから。」
ねぇ、圭。
色々あったね。
すれ違う時期もあったけど、今はこうして圭と幸せに付き合ってる。
私が圭を想うように圭も私を同じように想ってくれてるって分かって幸せなんだよ。
離れても咲良と圭は大丈夫って信じて待つから。
ちゃんと待つからね。
「…っ…」
気が付いたら私は泣いていた。
だめだな…
私は弱いな。
堪えなきゃ。
圭が起きた時には笑顔で私……
「咲良…」
圭が起きた。
「圭、ごめん…私…」
私が言いかけると圭は起き上がり、私を強く抱きしめる。
「咲良、ごめんな。」
圭…
「大丈夫だよ。私、頑張るから!だから圭…心配しないで?」
私が言うと圭は私の頭を優しく撫でる。
「今日はずっと側にいてくれ、咲良。俺もだめになりそうだから…」
圭……


