「さっきみたいにキスしてよ?」


圭は私の髪に触れ、言う。


「…え…」


「咲良?」


「そう言われると…何か…できないよ。」


「さっきは積極的だったのに?」


「うっ…」


「さくちゃん?」


「じ、じゃあ…目つむって?」


「ああ…」


うぅ…ドキドキ。


圭が瞳を閉じると私は圭にゆっくりとキス。


だけど


顔がかなり熱い…


やばいよ…。


キスが終わると私は圭を見る。


「咲良、可愛すぎだろ。」


圭が言う。


「…っ…」


「顔真っ赤。」


「圭のばか。」


「不安になってた俺はバカだな。」


圭が言う。


「へ?」


「俺が咲良だけなように咲良も同じ…なんだよな。」


「うん。」


「俺、ガキだな。」


「ううん!私も圭と同じ。それにヤキモチ妬いてくれて私は嬉しいよ!」


私が言うと圭は笑う。