「終わったー!」
勉強が終わるとすっかり夜。
「お疲れ様です。」
「紅茶入れるね。あ、あとお母さんのケーキも。」
私は圭にそう言うとキッチンへ。
今日は色々あったけど、
いい感じだなぁ。
この調子でバレンタインも!!
トリュフ、頑張るの。
――ガチャ
「圭ー…」
…あ…
圭は私のベッドで寝てる。
「圭!だめだよー?寝たら…」
「んー…」
疲れたの…かな。
「子供みたいな寝顔。」
私は圭の頭を優しく撫でる。
胸がキュンとなるよ。
「圭、起きて?ケーキだよー。」
「ん?ああ…」
圭は目覚める。
「はい。」
私は圭にケーキを渡す。
「…ん…美味い…」
「私もお母さんには負けてらんないなぁ…」
私が言うと圭は笑う。
「ああ。俺の奥さんになるんだもんな、将来は。」
…あ…
「そ、そうだね。」


