「じゃあな。また明日、学校で。」
圭は私の頬にキスをするとそう言う。
「うん!」
考えてみたらずっと一緒にいたんだよね。
一年の時から…
友達の時も…。
長くてあっという間だった時間。
――翌日。
「よし。あさっては頑張るよ!」
私はやる気満々。
「トリュフにするの?」
彩夏が私に聞く。
「うん!美味しそうなトリュフ載ってるレシピ、昨日買ったの。」
「へぇ!私も食べてみたい!」
「彩夏には友チョコであげるよ!」
「おー…楽しみ!」
私は学校に着くと彩夏とチョコの話題で盛り上がる。
すると
「おはよう!」
…あ…
「おはよう!実和…と…」
健介君だ…
「おはようございます!森川先輩!」
「お、おはよう…」
「森川先輩、あの…今度の土曜日……」
…あ…
「圭…」
圭が学校に来た。


