「美味しい…」
「ああ。」
私達は途中でクレープを食べる。
「あはは。圭、クリームかなりついてる!」
「ま、マジ?」
「子供みたい。」
私はそう言うと口元についた圭のクリームをハンカチで拭く。
「咲良…サンキュ。」
「いえいえ。」
「美味いな。」
「ね!」
こんな時間が大好き。
一年前の今は友達で…
圭と付き合うとか考えてなかったよなぁ…
バレンタインデーも
大きなクッキー1枚で終わってた。
けど、
本当はきっと会った時からずっと好きだった。
気付いてなかっただけで…
今はその気持ちが
大きくなったんだ。
圭はずっとずっと大好きな私の初恋の男の子。
私の夢はずっと変わらない。
将来、圭とずっと一緒にいたいと強く願ってる。
絶対変わらないと
信じてる、この気持ち。


