ただずっと、君だけを。





「咲良は可愛い方だし、性格良いからね。」


「私のどこが…」


「あの九条圭も夢中なんだよ?」


彩夏が言う。


「うっ…」


「けど、健介の奴…相当咲良がお気に入りみたいよ?」


実和が言う。


「それは好きとかと違うんじゃないかな?友達として…」


「さくちゃん、鈍感。」


彩夏が言う。


「…え?」


ま、まさか…


――昼休み。


「…圭!お弁当食べよう!」


私は圭の元へ。


「あ、ああ。」


「圭の好きなのばっかだよ。」


私は圭にお弁当を渡す。


「咲良。」


「ん?」


「何でも…ねぇ。」


圭…?


…あ…


そうだ。
トリュフ!

放課後、本買いに行くかぁ。


美味しいトリュフ作りたいな。


圭に喜んでもらいたいな!