冬休みが終わり、
2月。


「ば、バレンタインデー…か。」


圭に何あげようかな。


来月になったら、圭と離れちゃうんだよね。


「咲良が悩んでる…」


彩夏が私に言う。


「だ、だって…」


「バレンタインデー?ケーキとかはどう?」


「ケーキ…かぁ。」


難易度高いなぁ…


「気になるなら本人に聞けばいいじゃない。」


…あ…


「み、実和!」


「圭、モテるし…やっぱり圭が一番好きなのあげたいでしょ?」


「うーん…」


何か、本人に直接聞けないんだよね。


「どれあげても同じだよ、咲良なら。」


彩夏が言う。


「へ?」


「圭君が一番嬉しいのは咲良からのチョコだよ?」


「そ、そっか…」


「トリュフとかは?」


「トリュフ…」


圭、甘すぎるの苦手そうだし…


ちょうど良いかも!!