その後は圭のお母さんとお父さんと色々な話をした。




「今日は楽しかったです。そろそろ帰ります。」


夕方になると私は二人に言う。


「あら、もう帰るの?」


「はい。今晩、おばあちゃんちに行くので…」


「そう。また話したいわね。機会ができたら…」


「はい。」


圭の両親、良い人だなぁ…やっぱり。


「あ、咲良ちゃん。」


圭のお父さんが私に声をかける。


「はい。」


「咲良ちゃんを圭と離す事になってすまない。」


おじさん…


「大丈夫です。私にとっても圭がまたお父さんとお母さんと暮らせる事…嬉しいので。私の事は気にしないで下さい…」


「咲良ちゃん…ありがとう…」


「いえ。またたくさん話しましょうね。では…」


私は圭の家を出る。


すると


「送るよ!」


圭が私の元へ。


「あ、ありがとう…」


圭…