「た、ただいま…」


私と圭は家へ戻る。


すると


「お帰り!おしるこあるわよ!」


お母さんが来て言う。


「やったー!」

私は喜ぶ。

だけど

圭はというと緊張気味。


お父さん怖いのかも。


「大丈夫よ、圭くん。お父さんの評価はいい感じよ?」


「…え?」


圭はお母さんを見る。


「お父さん、そんな怖くないから大丈夫だよ?」


私は圭の手を強く握り、言う。


「咲良…」


大丈夫だよ、圭。


「認めてもらうように俺、頑張るよ。」


圭は笑って言う。


すると


「あらー、もう…結婚の約束かしら?」


お母さんは笑って言う。


「お、お母さん!」


もお…


でも、今

私は幸せです。







「転校かぁ。じゃあ、しばらく会えないわね。」


リビングに行くと、おしるこを飲みながらお母さんと私と圭は語る。