強く…ならなきゃ。
「いつ、行くの?」
「…春休み。」
「そっか。」
もう圭と毎日会えない。
春まであっという間。
でも
離れてる時間はきっと
長く感じる。
それが辛い。
でも
それは仕方のない事。
大丈夫。
私と圭なら…
「ありがとう。家まで送ってくれて。」
圭は家まで送ってくれた。
「咲良と長くいたかったから。」
圭が言う。
圭…
「圭…」
「ん?」
私は圭に勇気を出してキス。
「さ、咲良?」
「大丈夫だよ?」
大丈夫…
それはきっと圭じゃなく私自身にも言ってる。
言い聞かせるように。
「バカ。可愛いんだからよ。」
圭が言う。
そして
私に長いキスをくれた。
離れても心は離れないと信じさせてよ…?


