川瀬君、何の話を?


「あー…高木達と大晦日に遊ぶ話だろ?いいや。」


圭が言う。


「何で!?」


川瀬君が圭に聞く。


「だってよ…」


「あー…中沢、マジ圭狙いだもんな。中学同じだっけ?」


「ああ。」


中沢さん…隣のクラスの可愛い子…。


圭、モテるんだな…本当


でも、行かないんだ。

良かった…


「お前はさくちゃんだけだもんな。」


川瀬君が笑って言う。


「そうそう!幸せそうでずるいぞ!」


彩夏も笑って言う。


「圭、お前…まさかさくちゃんと…その…」


川瀬君が聞く。


わわわ…もしや…


だけど


「…したんだ?」


彩夏がはっきりと聞くと圭は咳ごむ。


おかずを喉に詰まらせたっぽい…


「け、圭!大丈夫?」


私は圭にお茶を渡す。


「分かりやす…」


川瀬君と彩夏が言う。


バレバレ…。