だけど


モテ男な圭は一部の女子から王子様とまで…


私にはわからないよ。


圭が王子様…とか。


「お前さ、彼氏作る気あんの?」


圭が私に聞く。


「あったら何?」


「お前にできるわけねぇじゃん。」


圭が笑って言う。


…むっ…


「どうでしょ。圭なんかよりカッコイイ彼氏作るんだからね!」


「無理な事はよせ。」



本当に…

嫌な感じ…。


なのに…


「…圭君!」


「おー…」


圭は呼ばれ、女子達の元へ。


「九条、大人気だよね…最近。いいの?咲良。」


「へ?何が?」


「九条が誰かにとられても…」


「し、知らない!あんな奴…私はもっと優しくて頼りになる人が…」


いいんだもん、絶対…


だけど


出会った時からずっと
圭が気になるのは事実。


何でよ…