でも


「うぅ……」


思い出しただけで顔が熱くなる。


やばいです…


き、着替えようかな…


すると


「ん…咲良?」


圭が起きる。


――ドキッ


「お、おはよう…」


やっぱりドキドキだなぁ…まだ。



だけど


圭はいきなり私を抱きしめる。


「け、圭?」


「ずっとこうしてたいな。」


圭……


すごくドキドキするけど、今…私は本当に幸せ。






「咲良、何作るんだ?」


「ハンバーグ。圭、好き?」


「すっげー好き。」


圭が笑って言う。


着替えると私は夕飯の用意。


「夕飯作ったら帰るね。」


「そうか…」


「本当は帰りたくないんだけどね。」


私が言うと圭は笑う。


「親に心配かけんなよ。ま、俺も今日は咲良といっぱいいたかったけど…」


「もう!」


私が言うと圭は笑う。