ただずっと、君だけを。




私達はその後、
抱き合って眠った。


ずっとこうしてたいな…




――翌日。


「帰るんだね、寂しいな…」


私らは朝食を食べるとバスで駅に向かう。


「そうだな。でも、咲良と旅行またするし。」


圭が笑って言う。


圭は私の隣。


「うん。」


「終わったらテストか。」


「それは禁句だよ、圭さん。」


「大丈夫。咲良の勉強は俺が教える。」


「頼りにしてます。」


「テスト、早く終わらせようぜ。終わったら冬休み、クリスマスだぜ?」


「クリスマス…」


「俺の家、泊まりに来いよな?」


「え!?」


「クリスマスは咲良とずっと過ごしたいし。」


「う、うん…」


圭…。


クリスマス、
ドキドキだなぁ…


圭の家にお泊り…。



やばいなぁ…