ただずっと、君だけを。




「はぁ?」


「圭のバーカ。」


「さくちゃん!」


圭とこうしてる時が好き。



「じゃ、あたしは川瀬の部屋行くねっ。」


夕飯が終わると彩夏は笑って言う。


「は?」


「怪談話すんの。実和らも呼んで。咲良も行く?」


「嫌ですよー。」


「びびりさんだもんね。ま、咲良は九条といたいかぁ…」


「なっ…」


「今日もラブラブしなよ?」


「う、うん…」


そうだ、圭が部屋に…









「眠い…」


疲れたなぁ…


私は一人で部屋に戻る。


すると


――ガチャ


「お邪魔します。」


圭が来た。


け、圭っ…


「あれ、今はタオル一枚じゃないんだ?」


「け、圭!からかわないでー。」


い、いきなり…


「悪い、悪い。」


圭はそう言うと私のベッドの上に座る。