「み、見なかった事にしとくから…」


圭が言う。


「う、うん…」


「…気にするなよ?」


「はいぃ…」


いやいや気にするよー。


いや、でも

いつかは…


あー…でも今は…







「ふぅ…」


お風呂から上がり、着替え、髪を乾かすと私はドキドキ。


圭、まだいるよね…?


まだ顔が熱い。


「ふ、普通にしなきゃ。」


私は脱衣所のドアを開ける。



「…あ…」


「お、おぅ…」


圭、目線合わせてくれない…。


やっぱ意識してるよー!


「ご、ごめんね。彩夏だけかと思って。」


「だ、大丈夫。何も見てねぇよ。」


圭、顔真っ赤…


「ご、ごめんね、圭…」


私は圭の服の裾を掴み、言う。


普通に…したいなぁ…


意識しちゃう〜。