圭は指輪をネックレスにして着けた。


オソロ…かぁ。


幸せだなぁ…


「咲良、にやけてますね。」


「へ?」


あっという間に集合時間。


彩夏と合流すると彩夏は笑って言う。


「そ、そうかな…」


「あ、指輪してるし!」


「ば、ばれた…」


腕には圭から貰ったシュシュ、薬指にはペアリング。


圭との大切な思い出の
アイテム達…


嬉しいな……。


「九条と夜も一緒だね。」


「よ、夜!?」


「今日も一緒に寝て終わり?」


「だ、だって…」


「本当、咲良は九条に愛されてるね。良かったじゃん。」


彩夏…


「うん…」


「今日こそは何かあるかもね!」


彩夏は笑って言う。


「あ、彩夏!!」


な、ないよぉ…


多分、圭は大丈夫!



多分……。