「そういえば、女子部屋行かなくていいの?」


私は圭に聞く。


「だめ。襲われたらどうすんの?」


「大丈夫だよ。」


「咲良といたいな。」


圭が言う。


「だめ。これから、実和と彩夏と語るから…」


「ちぇっ。」


子供みたいだな、圭は…




「後で圭とずっと一緒にいるよ?」


私は圭に言う。


「ならいいや。」


圭は笑って言う。


――ドキッ


可愛いな、圭さんは。




「また後でな。」


圭は私のおでこにキス。


「ひゃっ…」


「じゃ。」


圭といるとドキドキ…


毎日が。


あー…愛しいなぁ。





「にやけてるわよ、さくちゃん。」


実和は笑って私に言う。


「へ?」


「咲良は本当、圭君ラブ。」


彩夏も笑って言う。


「あ、彩夏っ!」


実和いるのに…