ただずっと、君だけを。



「咲良…」


圭が私の所へ来る。


「私、中西さんの所…行かなきゃ!」


「…え…」


「心配…だもん。」


私はそう言うと中西さんを探しに行く。


大丈夫…かなぁ。


クラスに話せる人、
誰もいないみたいだし…



圭の元カノとか関係ない…


私はただ…



「中西さん!」


中西さんの部屋へ行くと中西さんがいた。


「何よ?森川さん…」

私…

「大丈夫?着替えないと…」


「ほっといてよ。あんたもあたしがうざいんでしょ?」


「うざくないよ!」


「うそ。」


「うそじゃないよ…」



私は中西さんを…
嫌ってない。


「どうして色々な男子と噂になるの…?」



「圭を…忘れたいから。」


……え……


「本当はずっと圭が好きで…でも、だめなのは分かってるから。だから、寂しさ紛らす為に…」


「そんなの…だめだよ…」


寂しさ紛らす為になんて