ただずっと、君だけを。




「わ、私もだよ。」


私が言うと圭は私の頭を優しく撫でる。


「おやすみ。」


「おやすみ、圭。」


圭の隣は暖かい。

1番落ち着く。








――翌朝。


「おはよう!咲良!」


…え…


彩夏の声…


私は起き上がる。


「へぇ。何もしなかったんだ?」


彩夏が笑って言う。


「へ?」


「本当ピュアカッポー。」


「あ、彩夏。圭は?」


隣に圭がいない…


「川瀬んとこ戻ったよ。」


「そ、そっか…」


「寝癖やばいよ?咲良。綺麗にして、朝食行こ?」


「あ、うん…」



今日は修学旅行二日目。


明日には帰るんだもんな



あっという間…。







用意が終わると朝食だ。


「美味しい…」


「良かったな。」


朝から圭は爽やか。


キラキラだなぁ…