ただずっと、君だけを。




「ごめんね、心配かけて。」


私は彩夏に言う。


「心配して当然!あたしは咲良の親友だもん!」


彩夏が笑って言う。


彩夏…


「うん!!」


「九条、咲良泣かしたら許さないかんね!」


彩夏はそう言うと部屋を出た。


「おやすみー!」


川瀬君も続いて部屋を出た。




はっ…圭と二人きり…


「咲良、寝る?」


圭が私に聞く。


「は、はい!あ、彩夏のベッド…使って良いよ?」


あー…緊張するし…


「だめ、咲良は俺と寝るんだ。」


圭が言う。


「へ?」


「嫌…?」


圭は私を見つめ聞く。


「い、嫌じゃない…」


「じゃあいいだろ?」


圭はそう言うと私のベッドへ。


私もベッドへ入る。


「咲良といるとすっげー落ち着く。」


圭は笑って言う。


圭……