「さくちゃんはいじりがいあるよね、やっぱ。」
「信じやすいのよ。」
川瀬君と彩夏が言う。
……え……
「嘘だってさ。」
圭が私に言う。
……え……
「よ、良かったぁ。」
「大丈夫だって、咲良。」
圭は私の頭を撫で言う。
「可愛いな、咲良は。」
圭は笑って言う。
「あの学年1モテ男の圭もさくちゃんには夢中か。可愛いもんね。」
川瀬君が言う。
「う、うるせぇ。」
「そうだ、咲良。怪談話しようよ!みんないるし。」
「やだやだ!彩夏のバカー。」
「木下、咲良いじめんなよ。」
圭が言う。
「へへっ!咲良いじるの楽しいからさ。」
「全く…」
「彩夏ちん、お邪魔になるから部屋戻ろ!」
川瀬君が彩夏に言う。
「だね!九条は咲良と一緒に寝な。」
彩夏が言う。
「あ、彩夏っ…」
私……


