ただずっと、君だけを。





「え?」


「ごめん、無茶苦茶だよね。でも…」


「分かった。」


圭は私の頭を撫で言う。


「圭…」


「俺も咲良の側いたいから。大丈夫、何もしないぞ?」


「うん…」


「もう寝るか?」


「いい。彩夏達と花火…」


すると


――ガチャ


「肝試ししませんかー?」


彩夏達が来た。


「…あ…」


「さくちゃんもやる?ホテルの近くの公園を一周。」


川瀬君が聞く。


「秋にやってもなぁ。」


圭が言う。


「本当に出るって聞いたよ?」


川瀬君が笑って言う。


……え……


「ほ、本当に出るの?」


「ホテル近いからねぇ。怖い、怖い…」


彩夏が私に言う。


「やだ、やだ!!怖いの嫌い…」


私、涙目。


あー…怖いのだめっ…


「バカか、咲良は。」


圭は笑って言う。


なっ…