ただずっと、君だけを。





「咲良は不安になって当然だ。俺が悪いんだからな。だから、気にするな。」


「圭は悪くない…」


「悪いよ。だから、これからはお互いちゃんと言わないとな。本当の事…」


「圭…」


「大丈夫だからな…」


圭は私を強く抱きしめる。


「ごめんね、圭。」


「何で咲良が謝るの?俺が悪かった。ごめん…」


モヤモヤして
不安になって


これも付き合ってて
ありえなくない事。


色々なものを乗り越えつつ、私達は歩きだす。



素直になればちゃんと
伝われるって分かる。


片思いしてた時は
素直になれないから

だめだったんだ。



でも今は違うから…。



「圭、一緒に寝よ?」


私は圭に言う。


「だめ。さくちゃん、襲うかもしれないよ…」


圭は私の身体を離し、笑って言う。


「それはやだけど…圭の側にもっといたい。だめかな…?」


私は圭を見つめ言う。