「よし、あたしは友達の所へ…」
「あ、私も飲み物買いに行かなきゃ。」
お茶無くなったし…
「じゃ、一緒に行こ。」
「うん。」
圭から連絡来るかも…
私は携帯と財布を持って彩夏と部屋を出る。
「そういえば、咲良…」
「ん?」
すると
「あれっ…」
彩夏が急に立ち止まる。
「彩夏…?」
私は彩夏が見ている方向を見る。
……え……
「圭、入って!」
中西さんが圭を部屋に入れてる…?
「お、おい…」
だけど
――バタン
部屋の奥に二人は消えた
「咲良、大丈夫?」
彩夏は私に聞く。
「うん…。」
大丈夫だよ、圭は。
でもやっぱり
不安は不安。
「の、飲み物買いに行かなきゃ。」
私は彩夏に言うと彩夏から離れる。
「あ、咲良!」
圭を信じてるはずなのに…


