だけど
「咲良、後で咲良の部屋行くから。」
圭が言う。
「へ?」
「先、寝るなよな?」
や、やっぱやばい?
「ふぅ…」
夕飯が終わると彩夏は友達の部屋へ。
私はシャワーを浴びる。
「楽しかったけど疲れたなぁ…」
気持ち良いー。
はっ…
でも今夜…
圭、来るんだよね。
ひゃああ……
私は風呂場から出ると着替え、髪を乾かす。
やっぱ二人きりは
慣れない…。
圭は大丈夫って
分かってるけど…
私はタオルを肩にかけ、脱衣所を出る。
うー…ソワソワしちゃう
私ってば…
すると
――ガチャ
「よっ。」
「…あ…」
圭、来ちゃった…
「優太いないから暇しててさ。」
「そ、そうなんだ…」
意識しすぎ、私…


