「いっぱい撮ったなぁ…」


「い、いつの間に!?」


集合場所へ向かう途中、圭はデジカメを見てる。


しかも…


「私ばっかり!?恥ずかしいなぁ、もう…」


「これ、いいな!だんごにがっつくさくちゃん。」


圭が笑って言う。


「な、なっ…」


「携帯にも撮ったんだ。携帯には待受で…」


「圭ー!!」




全く…圭は…


油断できないな。


「さくちゃん見たら元気になるからな、俺は。」


圭が言う。


圭…


「圭、寂しい…?」


私は圭に聞く。


だけど


「大丈夫。咲良がいるから、俺には…」


圭…


「大丈夫だよ。私は圭から離れないから。」


「うん。」


ずっと離れないよ。


圭といるこの時間が
私の大切で大好きな

1番特別なもの…。


もう
離したくないんだ。