ただずっと、君だけを。




「な、なっ…」


ここ、バスだし…


でも

ちょうど通路挟んで隣は誰も座ってないし。


でもでも…


だけど


私の返事を聞かずに圭は私の唇を奪う。


しかも
激しい!?



「け、圭っ…」


熱い、でも夢中になる。


キスが終わると私は圭を見つめる。


「…伝わった?俺が咲良だけをちゃんと想ってるって。」


……え……


「うん。」


「安心…できたか?もう。」


「だ、大丈夫だよ。」


「…良かった。」


圭は笑って言う。


だけど


「あの、圭…」


「ん?」


「もっかい…したい…」


ひゃああ…私ってば何を


だけど


圭は私にまた同じキス。


やっぱ夢中になるなぁ…


上手い下手とかじゃなく
圭とキスしてるから。


触れ合って安心する。


愛されてるって実感…。