ただずっと、君だけを。






駅に着くと私達はバスで移動だ。





――トサッ


「…よっ。」


「…あ…」


バスで圭は私の隣へ。



「やっぱこっちのが落ち着くな。」


圭が言う。


「え?」


「咲良だけだな、俺は。」


圭は笑って言う。


そうだよ…

何、モヤモヤしてたんだ



圭の言葉で私は安心する。


「ごめんな、咲良。新幹線乗ってる間…不安だったろ?」


圭が聞く。


「モヤモヤしたよ…」


私は圭に素直に言う。


すると


圭は私のおでこにキス。


「け、圭?」


「帰りは咲良の隣、絶対な。」


「へ?」


「やっぱ咲良だけだからな、側にいて落ち着けるのは。特別…なのは…」


圭……


「うん…」


「なぁ、咲良。キスしても良い…?」


……え……