ただずっと、君だけを。




だけど


今度は圭が強引に
私の唇を奪った。


け、圭…


「咲良がそんな可愛い事するからだ。じゃあな。」


圭はキスを終えるとそう言って笑い、私から離れた。


顔がかなり熱い。


ドキドキはいつまでも
止まらない…。


圭と出会って私……







「修学旅行、ドキドキだね!!」


「へ?」


翌日、彩夏と地元のファミレスで語り。



「だって…九条って咲良といる時はやばいんでしょ?」


「た、確かにね…」


クラスでは爽やか王子とかキラキラ王子とか言われてるね…


でも


私の前では違う…


「どの圭も大好き…だけどね。」


「わわ、咲良…顔赤い!」


「だ、だって…」


「学年で1番人気な王子様だった九条は今は咲良の王子様だからね。」


「…え…」


「愛されまくりじゃん。」


愛されまくり…。