ただずっと、君だけを。




「何作ったの?」


「さ、サラダと目玉焼きとトースト…」


「サラダ?我が家、ドレッシング、昨日で無くなって…」


「あ、作ったんだよ。」


「え?」


「美味しく出来てるといいな。」


「咲良、ありがとな。すっげー嬉しいよ。」


圭……



「いただきます。」


用意が終わると私達は朝食。


「サラダ美味い…」


圭は食べると言う。


「ありがと。」


「何か二人暮らしみたいで幸せだな…」


二人暮らし…


「うん…」


「あのさ、咲良…」


圭が言いかける。


すると


――♪〜♪♪〜♪〜…


私の携帯が鳴る。


……あ……


《お昼には帰るから。

おじいちゃん、大丈夫そうよ。》


お母さんからメール…


「片付けと着替え終えたら帰らないと…」


私が言うと圭は寂しそうな表情。