ただずっと、君だけを。




「咲良に夢中になってんだよ。」


……え……


「わ、私だって。圭といるとドキドキが止まらなくておかしくなりそ。」


私は圭に言う。


すると

圭はにやっと笑う。


――ドキッ。


「へぇ。さくちゃん、そうなんだ…」


圭が言う。


「け、圭?」


すると


「ひゃっ…」


圭は私の首筋にキス。


や、やばい…?


「じゃあもっとおかしくさせてやるから。」


圭が言う。


け、圭…


「圭…だめ…」


私が言いかけると圭は私の唇を塞ぐ。


やっぱ夢中になる…


でも


このままじゃ危険…


「咲良…」


キスが終わると圭は私の髪に触れる。


「圭、だめだよ…」


「そんな目で見んな。」


…うっ…


「け、圭のバカっ…」


私は圭に背中を向ける。


無理…だもん…