「んー…」
圭の家に着くと私はソファーに座る。
寝ちゃいそう…
「さて、始めますか。」
圭は腕をまくり、エプロンをつけ、始める。
すると
…あ…
――♪〜♪♪〜♪…
メール?
私は携帯を開く。
……あ……
《今日はお疲れ様。
今日はお父さんとお母さん帰らないから夕飯は適当にやってくれる?》
……え……
「いないんだ…。」
「どうした?」
圭が来て聞く。
「あ、今日ね…親が帰らないらしくて…」
「え?マジ?じゃあ、今日はずっと一緒だな。」
……え……
「圭…」
「泊まってってよ、咲良。」
圭が私を見つめ言う。
――ドキッ。
「い、いいの?」
「ああ。てか、咲良ともっといたいから。」
圭…
「うん。」
でも…


