ただずっと、君だけを。




「大丈夫だって。」


圭は私の頭を撫で言う。


「ちゃんとした物食べてね。あと、なるべく早く寝て…」


「咲良、母さんじゃないんだから。」


圭は笑って言う。


「そ、そうだね…」


私ってば…


「咲良、明日からは咲良と同じ電車乗るから。」


圭が言う。


「え?」


「一緒に学校行こ。」


「う、うん!」


あー…幸せだなぁ…。






その後は圭と話しながら駅まで歩いた。


だけど


あっという間で…


「じゃあ…」


「うん…」


もうバイバイかぁ…


だけど


「咲良…」


「ん?」


圭は私のおでこにキス。


「また明日な…」


「う、うん…」


顔が熱い。


圭への気持ちがドキドキが止まらない、ずっと。


こんなにも愛しいのは
きっとずっと圭だけだよ。