ただずっと、君だけを。





「咲良…」


「私は圭から離れないからね?」


私は圭に言う。


「ああ。てか、離してやんねぇ。」


圭は笑って言う。


圭…


「うん!」


「でも疲れたな、文化祭。寝るか。」


「…え…」


まさか…



「…咲良、勘違いすんなよ?俺、いきなり咲良にそんな事しないし。」


圭が言う。


だ、だよねっ…


「は、はい…」


「咲良の事はすっげー大切にしたいし。」


圭は私の頭を撫で言う。


圭……


「そうだ、喉渇いたし…お茶持って来る。俺の部屋にいて?」


「あ、はい…」


私は圭の部屋へ。


相変わらず綺麗な部屋…


「疲れたなぁ…」


私は圭のベッドの上で寝転ぶ。


気持ち良いー。

圭の匂いに安心する。




今日やっと夢が叶った。


圭とずっとこうしたかったの。


だから


もう離れたくない…。