ただずっと、君だけを。




だけど


「森川さん可愛い!」


「やばいな…」



何か見られてるような…


はぁ…



しかも


圭と中西さんがいない…


気になって仕方ない私。


伝えなきゃ…
いけないのに。




すると


…あ…


中西さんが教室に入って来た。


だけど
泣いていた。


圭はどこかな…。


圭…


「ごめん、彩夏。」


「咲良!?」


私は教室を出る。


圭、どこだろ…


すると


「お、一年の森川だろ?可愛いな!」


…え…


三年の不良で有名な先輩に声をかけられた。


何で…私を…


「あ、あの…私、行く所あるんで…」


「いいじゃん。俺と回ろうよ!」


先輩が私に笑って言う。


「なっ…」


すると


――グイッ


……え……


私は誰かに腕を引かれる。