そして、淳也が言った。

「愛瑠。」


「ぅん??」


「俺が言うコトでもないけど...幸せになれよ。」


「うん。」と愛瑠は笑顔で答えた。




それからしばらくのトキが流れた。


姫成は悠貴の記憶を徐々に取り戻し始めていた。

まだ完全には戻っていないが、悠貴に惹かれていた。