「淳也に聞いたよ。ってか、無理に聞いたんだ。昔のコト。」


「そっか。
でも話すコトなんてないよ。」


「でもさ、せっかくまた会えたんだし。
嫌いになって別れたんじゃないんでしょ?」


「そうだけど...。」

「じゃぁ、淳也連絡先教えとくから。連絡しなよ。」と、メモを愛瑠に一方的に手渡し「じゃぁね」と去っていく瑠奈。


「あっ、でも...。」少し困った様に言った。


その言葉に瑠奈は振り向いたが、手を振り去っていった。