ハナミズキ~先に去ったあいつへ~

言っている事はもっともだった。
確かに、ばあちゃんを思ってやりたいと考えていた。
でも、
たぶん…
ばあちゃんとかぶって看護は出来ないと思った。


夏休みになってまた、実家に帰った。


ばあちゃんは
しゃべることも
動くことも出来なくて、
ずっと、入院していた。

毎日のように病院に通っていた。
病室は暑かった。溶けそうだった。